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塩竈本町談話室のコーヒー&焼き菓子はハイレベルだった件

塩竈本町談話室 カバーフォト

(この記事は2015年08月16日に別ブログに投稿されたものをブログの引っ越しにより転載したものです)

こんにちは。
塩釜うまいもの通信プロデューサーの竹田です。

塩釜の美味しいもの、塩釜の美味しい店を探し歩いていると、こんなに小さな街でも知らない場所、知らない道に出会うことがあります。

塩竈市公民館本町分室・塩竈市杉村惇美術館も、そのひとつです。

塩釜 談話室外観

いまなお「公民館」の文字が入っていますが、ここが唯一無二の公民館だった頃を覚えている方がどれだけいるでしょうか?

東北本線塩釜駅付近に新しい公民館が出来てからは図書館になり、さらに、壱番舘に図書館が出来てからは「公民館本町分室」という扱いとなり、個人的には「過去の遺物」という認識しかありませんでした。おまけに日が落ちてから傍を通ると、街灯に照らされた建物と向かいの墓地が不気味で、いつもそそくさと通り過ぎておりました。

ところが、2014年11月23日、お世辞にも綺麗とはいえなかった建物は見事に修復され、丸みを帯びた楔形のアーチが特徴的な大講堂も、荘厳な雰囲気を湛えて蘇りました。

二階には、塩釜ゆかりの画家、杉村惇美の常設美術館がつくられ、塩釜の新しい名所となっております。

その中にオープンしたのが、本日、ご紹介する「コーヒー&焼き菓子 塩竈本町談話室」です。

塩釜 談話室内部

ご覧の通り、この建物全体に漂う、昭和初期にタイムスリップしたような店内。調度品も、どこかノスタルジックな感じに溢れています。

こちらを運営しているのが、松島でお菓子店を営む千葉さんご夫婦。

ご夫妻は、松島、仙台市内でもお店を開いていた経験をお持ちということで、コーヒーも焙煎されたばかりの良質の豆を使っております。

もちろん、本業のお菓子もご覧の通り。

塩釜 談話室アプリコット 塩釜 談話室かりんと

アプリコットサンドはクリームの甘みとアプリコットの酸味が程よくミックスされていて、まさに「職人の味」という感じです。

フランスかりんとは、フルボディの甘みがありますが、しつこさはなく、降ったばかりの雪のように口の中ですぐに溶けていきます。正直言って、10枚でも一気に食べられる自信があります(笑)。今は、この2種類だけですが、これからラインナップを増やしていくそうなので、今から楽しみです。

こういうことを書くと「年寄りめ!」と笑われそうなんですが、以前は欧米発祥の大手チェーン店などはなく、喫茶店といえば、個人経営のお店ばかりで、それぞれが違った光を放っていたんです。

塩釜にも、いくつかそういう店がありましたし、仙台にはそれこそ数え切れないほどの喫茶店があったのです。それが、大手コーヒーチェーンが台頭するとともに一軒、また一軒と消えてしまいました。

マスターが選んだレコードが延々と流れる店では洋楽を覚えたり、頼まれもしないのに映画や音楽のうんちくを語るマスターや常連がいたり。マガジンラックに突っ込んである本には、自分の知らない世界があったり…そこに通うことで、人間としての厚みや奥行きが広がっていった気がします。

コーヒー1杯には、値段以上の価値があったのは、間違いありません。

塩釜 談話室音楽

今回、こちらにお邪魔して嬉しかったのは、淹れたてのコーヒーの香りに酔いしれ、食べたことのない食感の焼き菓子を楽しんだことはもちろん、若かりし頃に足を運んだような喫茶店に出会えたことでした。無意識のうちに足を運び、何をするわけでもなくゆったりと流れる時間に身を置くもよし、気の合う仲間たちと語り合うもよし、そんなお客さんたちの姿が似合うお店だと思います。

塩釜を歩いた折には、是非、立ち寄ってみて下さい。

塩釜 談話室メニュー 塩釜 談話室お菓子 塩釜 談話室お菓子
店名 塩竈本町談話室
住所 〒985-0052 宮城県塩竈市本町8−1 杉村惇美術館
電話 022-362-2555
営業時間 水曜日~日曜日 11時00分~16時30分
月曜日・火曜日 定休日
ウェブサイト http://sugimurajun.shiomo.jp/archives/365